アルバムインフォメーション
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ロッシーニの書いたチェロとコントラバスのデュオは、長く忘れられていた名曲中の名曲で、イタリアのカンタービレの極致といえる美しい歌に満ちた
作品である。このことを世に認めさせたのが、ベルリン・フィルのチェロとコントラバスの名手、バウマンとシュトールの卓越した演奏とその録音であ
った。
録音会場は、ベルリンのテルデック・スタジオ。このスタジオは、元は東西に分かれる前のベルリンの中心街ウンター・デン・リンデンからすぐ近くの ところにあった木造の映画館。それを改造したため、床は木造で、コンクリートとは違った暖かい音の反響が、当時のこのスタジオの特質であった。
チェロとコントラバスの豊かな倍音を伴ったハーモニーが見事にとらえられた、盟友の録音エンジニア、エベルハルト・ゼングピールのアナログ名録音 。高音質ミュージック・データ配信が、録音会場で奏でられたその本来のクォリティを、より一層鮮明に伝えている。カメラータ・レーベルの原点がこ こに在る。 - 曲目
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1. ジョアッキーノ・ロッシーニ
チェロとコントラバスのためのデュオ ニ長調
[1] I. Allegro
[2] II. Andante molto
[3] lll. Allegro
2. ルイ・クープラン
チェロとコントラバスのための協奏曲 ト長調
[4] I. Prelude
[5] II. Air, Agreablement
[6] III. Sarabande, Tendrement
[7] IV. Chaconne, Legerement
[8] V. Le je ne xayquoy, Gayement
3. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
チェロとコントラバスのためのソナタ 変ロ長調 K.292
[9] I. Allegro
[10] II. Adagio
[11] III. Rondo, Allegro
4. ジャン・バリエール
チェロとコントラバスのためのソナタ ホ長調
[12] I. Andante
[13] II. Adagio
[14] III. Allegro Presto - 演奏者
- ベルリン・フィルハーモニック・デュオ、イェルク・バウマン(チェロ)、クラウス・シュトール(コントラバス)
- 録音
- 1975年12月 [1]、1976年3月 [2]-[4] テルデック・スタジオ(ベルリン)
- アワード
- 『レコード芸術』推薦
- パッケージ構成
- ケース:1
簡易ブックレット:1
DVD-ROM(使用許諾契約、音楽データ、ブックレット、ジャケット・イメージ):1 - ご注意
- HQM 高品位音楽データ(パッケージ版)のDVD-ROMは、CDプレーヤーおよびDVDプレーヤー等では再生できません。専用プレ ーヤー(PS Audio社のWave Perfectなど)、あるいは、USB DACなど、24bit/96kHz、及び、24bit/192kHzのWAV形式音楽データを再生できる装置が必要 です。なお、音楽データをDVD-AudioやDVD-Video形式に変換して、DVD-Audioが再生出来るプレーヤーやDVD-Videoプレーヤーで再生いただくことは可能 です。(詳しくは、音楽の友社発行の「レコード芸術」2010年7月号の「ハイスペックデータ音源DVD化作戦…麻倉怜士」をごらんください。)